ipconfigコマンドに適当な間違ったオプションを付けて実行すると、コマンドヘルプが表示されます。勿論正規の”/?”オプションを入力しても同じ内容が表示されます。

ipconfig /displaydns
このヘルプの下の方にDNSのリゾルバの操作に関するオプションがありますが、これもネットワーク管理者がよく使うオプションです。どこかのサイトにつながらないと報告をもらうと、まずはDNSが正しいアドレスを返しているかどうかが確認されます。それにもかかわらずつながらない場合はファイアウォールポリシーなどの確認の前にアドレス情報のキャッシュデータを確認します。特に社内で実験などを行っているときにアドレスをコロコロと変えたり、実験用と本番用のアドレスが異なる場合のテストなどによく使われます。例えば、こんな症状です。左側がipconfig /displaydnsで表示したAKAMAIでホスティングされているサイトのアドレスのキャッシュ情報です。右側はnslookupでDNSから読み込んだ今現在のアドレス情報です。

ipconfig /flushdns
これからパソコン上のあるアプリケーションがocsp.entrust.netにアクセスしたときに2600で始まるIPv6アドレスにアクセスしたことがわかります。注目する部分はIPv6アドレスが異なっているということです。この場合のAKAMAIはCDNのプロバイダですので、世界中あちこちにエッジサーバーを持っているので一概にキャッシュされているアドレスが間違いであるとは言えないのですが、現在においての最適なアドレスではない可能性があります。例えば、アクセスはできるが比較的遅いレスポンスになるなど。このような場合にipconfig /flushdnsでキャッシュ情報を消去して、再度DNSから新しい情報を取得するようにできます。一番効果が表れるのがNetFlixやAmazon Prime, YouTubeなどの動画サイトで、動画の視聴に問題があるような場合は最適のサイトから動画のストリーミングがされていない可能性がありますので試してみる価値があるかもしれません。次のような状況が経験から一番多かったんじゃないかと思います。日本の家庭にあるパソコンで、アメリカ本社にVPN接続して社内のCRMやDBを使いながらNetFlixも見ているような場合、VPN接続を使用しているパソコンが、地理的ロケーションを考慮しているDNSを使用しているとは限らないということです。この場合アメリカのクライアントに対して最適化されたNetFlixのサーバーを使用している可能性があり、VPN切断後もそのアドレス情報はキャッシュされたままになるということです。このような場合にネットワーク管理者がまず行うことがアドレスのキャッシュ情報の消去です。それでも改善しないのであればインターネット回線のアップデートの時期かもしれません。お勧めの独自光回線を調べてみませんか?